スポーツ栄養【フードコネクション】最新トピックス

WHAT’S NEW最新トピックス

2023.1.1

新年明けましておめでとうございます

2022年、世界のスポーツ栄養界を振り返ると、ヴィーガンやベジタリアンの食事、クリーン・イーティング(出来る限り食品を加工せず自然の状態に近いものを食べる食事スタイル)への感心がますます高まった年でした。健康や環境への関心、宗教や倫理上、また、パフォーマンスの向上を期待して、自身の基準で「食べてもよいもの」「食べてはいけないもの」を決めつけているアスリートや運動愛好家も少なくないようです。
植物性食品を中心としたプラントベース食とパフォーマンスとの関係については、現時点では十分なエビデンスはありませんが、欧米の研究では、筋肉量を増やし、高いレベルでのパフォーマンスの発揮に有効だとする報告は増えています。
一般的に、動物性食品の摂取量が欧米のアスリートよりも少ない日本人アスリートの場合、極端に動物性食品を減らす必要はないと考えられますが、健康と体作り、パフォーマンスを向上させ、いかに環境に配慮した食生活を実践に移すかが、今後の課題だといえるでしょう。

本年も、様々な形で健康に役立つ食生活のご提案をさせていただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2022.12.27

アスリートのPlant-based食のきっかけを作った映画「The Game Changers」

イギリスの格闘家が自らのケガをきっかけに、ビーガンのトップアスリートや医師・栄養学の専門家等へのインタビューを通して、Plant-based食がケガの回復やパフォーマンスにどう影響を及ぼすかを検証するドキュメンタリー映画「The Game Changers」。Plant-based食が運動パフォーマンスに有利に働くというエビデンスは現在のところありませんが、2018年に公開されて以来、多くのアスリートや運動愛好家がPlant-based食を
実践するきっかけとなったと言われています。環境意識が高まる中、今後も多くのアスリートに影響を及ぼすことになりそうです。https://www.youtube.com/watch?v=iSpglxHTJVM

2022.12.23

アスリートの貧血対策

慶応義塾大学スポーツ医学研究センターが発行する、アスリートのための「食と栄養」FACT SHEET No.13が更新されました。今回のテーマは「アスリートの貧血」についてです。食品から摂りにくい鉄を手軽に摂るための「鉄補給食品」なども紹介しています。詳細はこちらから。http://sports.hc.keio.ac.jp/ja/athlete-support/fact-sheet13.html

2022.12.20

リカバリーミール

リーグワン連覇に向けて、開幕戦白星で好スタートを切ったワイルドナイツ。
試合当日の最低気温は1℃。冷えきった体を温めるために、試合後、クラブハウスでは温かい「豚汁」や「ココア」などが用意されました。ハードな試合をした後も、選手達はしっかりと栄養補給をしてリカバリーに努めています。

2022.12.15

埼玉ワイルドナイツンの開幕戦が12月17日に開催されます!

12月17日(土)14:40「ジャパンラグビーリーグワン2022-23」埼玉ワイルドナイツの開幕戦が熊谷スポーツ文化ラグビー場で開催されます。埼玉県ラグビーフットボール協会のホームページによると、既に有料駐車場は完売。サッカーW杯に続き、冬やラグビー選手達がひたむきに戦う姿が見られるのが楽しみです!埼玉ワイルドナイツのホストグームのチケットは、こちらのアドレスからも購入できますので、シーズン中にぜひ足を運んでみてください。https://panasonic.co.jp/sports/wildknights/match/ticket/#schedule

2022.12.8

Hand Made In Japan Fes 冬2023

日本各地のクリエイターが作りたいものを作り、自ら値付けしたアート、雑貨、ファッション、アクセサリーなど750万点以上の
作品が集まる、クリエイターの祭典「Hand Made In Japan Fes」が1月21(土)、22日(日)東京ビックサイトで開催されます。
会場で出会える手作りフードも、生産者が情熱を注いだ安全・安心で美味しい食べ物ばかり。散歩がてら出かけて見たくなるイベントです。
https://www.facebook.com/HandmadeInJapan

2022.12.4

私たちの暮らしと環境にやさしいリサイクル工場

一般社団法人 日本乳業協会主催の工場見学で、最先端の技術と牛乳パックなど、あらゆる「古紙」をトイレットペーパーにリサイクルする「コアレックス三栄株式会社 東京工場」を見学させていただきました。工場では、トイレットペーパーの製造過程で生じる熱エネルギーや灰などを再利用し、家庭で使われた水も工場用水として有効活用するなど、全ての廃棄物を資源としてリサイクルしています。
しかし、国内ではテレワーク化によるオフィスへの出勤低下や新聞折り込みの減少等の影響で「古紙」が不足しているそうです。
家庭で使わなくなった新聞や雑誌、段ボール、飲料用紙パックなどは「捨てる」のではなく、私たちの暮らしや環境を守る「大切な資源」だということを改めて感じました。コアレックスグループの信栄工場の様子がこちらのサイトからご覧いただけます。https://corelex.jp/gr02/

2022.12.1

カタールW杯の知られざる食事情

サッカーワールドカップカタール大会は、人々の健康的なライフスタイルを国内外に啓発するプラットフォームとしての役割を果たしています。食生活の面では、一般家庭に向けて、サッカー少女を主人公に「強くなるためには何を食べるといいのか」を短い動画にまとめ、ホームぺージやSNSで発信。子供たちの食育につなげています。

また、スタジアムに足を運ぶ国内外の観客に向けては、「健康的なスタジアムフード」を安価で提供しています。
スポーツのメガ大会で、「観る側」の健康を考えた、WHO、カタール公衆衛生省、FIFAの取り組みについてまとめましたので、よろしければご覧ください。https://the-ans.jp/food/nutrition/286303/

2022.11.28

「スポーツとおコメ」の特設サイト オープン!

11月28日(月)カルフォルニア生まれのおコメ「カルローズ」の認知促進・PR活動を展開するUSAライス連合会日本代表事務所のウェブサイトに、「スポーツとおコメ」をテーマとしたページが新設され、弊社で監修をさせていただきました。
「スポーツをする子供」「アスリート」「運動を楽しむシニア」の3分野で、スポーツをする方々に役立つ情報とレシピをご紹介しています。

アスリートの分野では、アメリカオリンピック・パラリンピック委員会のシニアスポーツ栄養士としてご活躍中のヌワニー・ジャヤラットさんに、スポーツ先進国アメリカのスポーツ栄養の現状とアスリート達に人気のおコメ料理をご紹介していただきました。

カルローズは、日本のお米である短粒種とタイ米等で知られる長粒種の中間にあたる中粒種で、「ベタつかず食感が軽い」「冷めても美味しい」「短時間で調理できる」などの特徴があり、スポーツシーンにおける新たなおコメの楽しみ方につながるのではないかと思います。

https://www.usarice-jp.com/recipe/sports/

2022.11.21

市民公開講座「人生100年時代に向けた栄養学からの提案」開催決定!

12月6日(火)~11日(日)、東京国際フォーラムで「国際栄養会議/International Congress of Nutrition」が開催されるのを記念して、市民講座が開催されます。テーマは「人生100年時代に向けた栄養学からの提案:フレイル予防と腸内細菌への注目」。事前申し込み制で、参加は無料です。定員になり次第締め切られるため、興味のある方はお下記アドレスよりお早目にお申込みください。https://form.qooker.jp/Q/ja/icn2022shimin/form/

2022.11.16

小学校で青森りんご出前授業開催

青森県では、子どもたちに県の特産物であるりんごをもっと身近に感じてもらい、りんごの食習慣づくりを推進するため、小学生を対象とした「青森りんご出前授業」を開催しています。2022年で13年目を迎える本取り組みでは、動画やクイズなどを交えながらりんごについての知識を深めるほか、16品種のリンゴに触れる時間も設けられています。令和4年度からは、地元のスポーツ団体と連携した啓発活動を予定しており、弊社もスポーツ栄養と果物についての研修会のお手伝いをさせていただくことになっています。出前授業の様子はこちらをご覧ください。https://www.aba-net.com/sp/news/news-60220.html

2022.11.11

オンラインイベント『女性アスリートのカラダの学校』

養護教諭及び学校医、スポーツ活動に関わる指導者の方を対象に、女子アスリートのヘルスケアについて考える「Female Athlete Conference 2022」(主催:一般社団法人女性アスリート健康支援委員会)が、11月26日(土)に開催されます。婦人科、栄養学、精神医学に関する知見及びその対処法についての最新情報の他、アスリートの経験談なども紹介される予定です。詳細はこちらをご覧ください。

2022.11.5

豪州スーパーラグビーの強豪クイーンズランドレッズの「心の栄養」

11月4日(金)グローバルラグビーフェスタ2022埼玉パナソニックワイルドナイツ×クイーンズランドレッズによる国際親善試合が、熊谷文化スポーツ公園ラグビー場で開催されました。
慣れない環境下で練習や試合、大会に臨むクイーンズランドレッズの選手たちの息抜きとなる食べ物を訪ねたところ、子どもの頃から慣れ親しんだ「アップルクランブル」だと教えていただきました。
写真は親善試合の前夜に行われたレセプションで、参加されたファンの方々に振舞われたアップルクランブルです。

2022.10.29

世界と日本の食料安全保障を考えるフォーラム

ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、食料安全保障への関心が強まっています。株式会社農林中金総合研究所が主催する、食料安全保障をテーマとしたオンラインフォーラム第3弾「世界と日本の食料安全保障を考える」が、11月9日(水)に開催されます。フォーラムの詳細・お申し込みはこちらから。
https://www.nochuri.co.jp/topics/event/forum20221109.html

2022.10.26

スイーツに良く合う宮崎県産和栗を使ったビール「栗黒」

モンブランにマロングラッセ、栗まんじゅうに栗ようかんと、栗好きにはたまらない季節です。先日、食後のデザートに宮崎県産の和栗を使った濃厚ビール「栗黒/KURI KURO」をいただきました。食後にビール?と思いきや、濃厚で栗の香りとまろやかな味が、甘~い渋皮のマロングラッセとよくマッチし、新たな発見を楽しみました。イギリスやアメリカ、オーストラリアで数々の賞を受賞している、ハイアルコール・スタウトの「栗黒」、スイーツに良く会いますので是非試してみてください。https://hideji-beer.jp/kurikuro/

2022.10.20

日本の酪農乳業の課題とその解決策を探るヒント

食料品や電気・カス料金など、日常生活のあらゆるところで値上がりを実感することが多くなりました。酪農乳業界においても、11月から飲用向け及び発酵乳向けの生乳取引価格が引き上げられることになり、牛乳や乳製品の値段にも影響が出ると考えられています。
そのような中、酪農乳業協会を取り巻く課題や、その解決策につながるヒントについて話を聞き、意見交換を行う「第106回 牛乳・乳製品から食と健康を考える会」(主催:日本乳業協会)」が開催され、講師を務めた株式会社農林中金総合研究所の主任研究員 小田志保様からは、豊富な研究データに基づく示唆に富むお話を伺うことができました。詳しいレポートはこちらをご覧ください。https://www.nyukyou.jp/effort/council/20221019.html

2022.10.13

アスリートの睡眠と食生活について

スポーツと睡眠は密接に関係するため、スポーツ科学の先進国、オーストラリアでは様々な研究が行われています。
アスリートの睡眠の問題の解決には、「規則正しい食生活」や「カフェインの摂取方法」なども大きく影響します。
海外の調査結果などを基に、アスリートの睡眠の問題解決に食生活からできることについてまとめてみました。

アスリートの睡眠時間が短くなる理由 2位は「SNSの影響」、カフェインの摂取方法も注意

2022.10.5

シニアのための健康体力づくりセミナー(主催:東京都スポーツ文化財団)

スポーツの秋。各地で健康づくりのためのイベントが開催・予定されています。
11月28日(月)健康体力づくりに関する専門的講義と、4つの体力テストの実技を組み合わせた
「シニアのための健康体力づくりセミナー」が、東京体育館 サブアリーナで開催されます。
対象は概ね50歳以上の方。定員になり次第締め切られますので、ご興味のある方はお早目に。
詳細はこちらから。

2022.10.3

日経Well-Beingシンポジウム開催

人生100年時代と言われる中で、今、個人や企業の「Well-being(肉体的にも、精神的にも、社会的にも『良い状態』」であること)」への関心が高まっています。
第4回目となる日経Well-beingシンポジウム(日本経済新聞社主催)では、Well-beingを企業や自治体の事業にいかに定着させ、新たな価値を生み出すかについて、未来の世代の若者も交えて議論が行われます。
10月6日(木)、7(金)2日間にわたってハイブリッド開催されるシンポジウム。オンライン聴講は当日まで申込を受け付けています。詳細はこちらから。

2022.9.30

World widE Nutrition Cofenreceの開催

10月22日(土)世界中のスポーツ栄養学の専門家・研究者等による「World widE Nutrition Conference」が開催されます。エビデンスと実践に基づく本会議は、運動愛好家やスポーツ指導者、スポーツ栄養士の間で大変人気のある会議で、
毎回、コーディネーターはスポーツ栄養の権威、ラフバラー大学のアスカー・ユーケンドルップ教授が務めます。
今回は、トレーニングの効果を最大限発揮するための栄養とサプリメント(カフェイン、タルトチェリー、コラーゲン等)についてのテーマが数多く予定されています。詳細はこちらをご覧ください。