相撲編【相撲 大相撲力士の健康管理に関する取り組み調査】
相撲部屋の1日ー調査の様子「相撲/時津風部屋  第1回 2004/6/1up」ー
日本相撲協会診療所では、平成2年より、循環器専門の内科医や整形外科医による医務委員会を発足させ、大相撲力士の突然死や体重増加に伴うけがの防止対策に取り組んでいます。そのような折り、増え続ける力士の体重とけがを予防するため、部屋もちの親方と現役の関取らを対象に「力士のけが・病気予防の基礎講座」が開催されました(平成15年2月)。
弊社では、角界で初めて1日3食制を導入した先代の時津風部屋のおかみさんへのインタビューの内容や、幾つかの相撲部屋を訪問し、食生活について力士にアンケートを行った結果などを元に、「大相撲力士の食習慣と今後の課題」について発表する機会をいただきましたので、ご紹介したいと思います。
《朝稽古に始まりちゃんこで終わる力士の一日》
相撲部屋の1日は、早朝5時過ぎの稽古で始まります。まず、新弟子と呼ばれる若い力士たちが稽古を始め、その後、関取衆(十両以上の力士)が土俵にあがり、11時ごろ稽古を終えます。
稽古が終わると、力士たちは番付順に風呂に入り、関取衆からちゃんこと称される朝昼兼用の鍋料理を食べます。ただし、1年に6回の本場所中は、番付の下の若い力士ほど早い時間に取組みがあるため、ふだんとは逆に番付の下の力士から食事を摂ります。
昼食が終わると昼寝をしたりテレビを見たり、当番制で行われる掃除と食事のしたくが始まるまで、力士たちは思い思いに過ごします。そして、6時頃夕食を摂り、11時の門限までは再び自由時間になります。
レポート

長い一生のなかで、力士としての現役の期間はごくわずか。その期間に、力士としての体を作ることはもちろん、中高年になっても生活習慣病を寄せ付けない体を作るという意識改革が必要だと訴える先代の時津風部屋の内田晶子さん。(写真)

《なべ料理だけがちゃんこではない》
ちゃんこというとまずなべ料理を思い浮かべるのが普通ですが、ちゃんこは本来「おっさん」の意で料理を作る力士を指します。それが転じて、今の相撲部屋では出される料理すべてのことを指して用います。
先代の時津風部屋では、ふだんは朝稽古が終わった後に野菜や肉、魚介類、豆腐などを煮込んだ鍋料理を食べ、夕食にカレーライスやハンバーグ、スパゲティーなど多種類の料理の中から食べたい料理を食べたい分だけ食べます。
今の力士たちの好物は?
グラタン、マッシュポテト、ギョーザ、塩サバを焼いたもの、アンコウのちりなべ
今の力士たちの嫌いな食べ物は?
ひじきの煮物、青菜のお浸し、いり豆腐、イワシのつみれ
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