9/28-29に京都で開催された、全日本病院学会のランチョンセミナーにおいて、高校相撲部屈指の強豪校で、数多くの関取を輩出している埼玉栄高校相撲部の「食の取り組み」について発表をさせていただきました。
事務局の方によると、当日、セミナー入場にあたっての「整理券」は瞬く間に予定枚数の配布が終了し、定員90名の会場は満席となりました。このところ、若い女性の相撲人気が高まっていると聞きますが、参加者の相撲への関心の高さがうかがえます。
部員の1日のエネルギー摂取量は約6,150kcal。この内、脂質エネルギー比率は30%以内と理想の範囲内に収まっています。また、野菜をふんだんに使った「ちゃんこ鍋」の他に、きんぴらやナムルなどの野菜が日替わりで食卓に上り、一人1食当たり2~3合のご飯を食べる、埼玉栄高校相撲部の食事は、体の大きな相撲部員にとって非常に理にかなっているのです。
夏休みと年末年始の数日をのぞいて、朝・昼・晩の寮の食事は、全て山田監督と奥様の手作りというこだわり。稽古と筋力トレーニングに加えて、この愛情豊かなお米を中心とした三度の食事が、埼玉栄高校相撲部の強さに繋がっていることは間違いありません。
今回、このような機会を設けてくださった日本メディカル給食協会の皆様、ありがとうございました。